疲れてたとしか言いようがない。
いや、言い訳をするとファンタジーっぽい衣装着せたいなって!なって!
『魔王討伐を命じる』
「え?やだ」
『………軍資金5000Gを授けよう。あと、キリィの酒場で仲間を適当に募集しておいたから、すぐ向かいなさい。お弁当は自分で持っていくこと』
「や、待て、遠足じゃないんだからっていうかこういうのってさ、普通軍隊とかそういうのでなんとかするもんじゃないの?俺一応王子だけど逆に言うと無職だぞ?戦闘とか一切出来ないぞ?」
『ふむ…何か戦闘に役立ちそうなスキルは無いのかね』
「んー……毒とか薬とかは何とかなるけど。あと爆薬」
『なんとかなるな。仲間を集めてきなさい、ほら早く』
「えっ、ちょっ、待て、だから軍隊とかさ」
『手続きが面倒なのでね。王子らしく仕事してきなさい。ほら行った行った』
「…ってわけなんだけど。これ王子の仕事じゃなくない?」
「ふむ…それは楽しそうな話だな。私も仕事がなければ行くんだが、残念。」
「適当に飲んで帰ったら駄目かな~…大体魔王ってなんだよ、見た事も聞いたこともないんだけど」
「さあ…何処かに居るんだろう、きっと。私も見た事がないが。」
「えっそれ居ないんじゃないの?」
「あっ」
「えっ」
「……いや、居るとも。恐ろしい魔王が…えー…北の地に。」
「今考えたよな?」
「ごほん。なんでも、近場の村を恐怖で支配して、美女の悉くを我が物にしているらしい」
「それは許せないな…男の風上にもおけない」
「だろう?と言うわけで、仲間になってくれそうなものに声をかけておいたから、話しかけてみるといい。」
「ふーん……一撃で魔王倒せるような戦士とか、一撃で魔王倒せるような魔法使いとか、色っぽい踊り子とか?」
「…………。と言うわけで、仲間になってくれそうなものに声をかけておいたから、話しかけてみるといい。」
「急にゲームっぽくすんなよ!わかったよ!」
というわけで旅の仲間募集中です←←←

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